top

2019年5月29日水曜日

魅力ってなんだ?

先日、とあるクリスチャンネット番組の収録にゲストとしてお話しさせてもらってきました。
もちろん、クリスチャン婚活がテーマで、私は婚活経験者として参加しました。
それにあたって、婚活仲間の友人たちにも婚活についていろいろ聞かせてもらい、声を集めました。

収録の準備をしながら、思うことは多々あったのですが、
ふと、魅力ってなんだろな・・・と思いました。

婚活をして、結婚にいたった人たちのそれぞれのプロセスを見ながら
思うのは・・・

何かができるから、何かが優れているから結婚する、相手に選ばれる・・・
ってわけじゃない

ということ。

もちろん婚活の場では自己アピールをするわけで、
そこでは自分の短所、デメリット的なことをアピールはしないし
当然、良い面、得意なこととかを表現していったほうがいいんだけど

人が何に魅力を感じ、
この人ともう少し話してみてもいいかな、と思うかというと

好条件なスペックとかじゃなくて

人柄・・・とか
在り方・・・とか
たたずまい・・・とか
生き方・・・
みたいな

その人そのもの・・・

みたいなところかと思うんです。

だから、
年収が高くない人でも
年齢が高い人でも
障害を抱えている人でも
不利な条件抱えてても
結婚に至る人が出てくる。

奇跡的なマッチングが誕生する。

と、なるとですよ

これは、一夜漬け的にはいかない。
身だしなみやメイクを変えるだけでは追いつかない。(これはこれでやったほうがいいけど)

人としての本質的なところを磨く必要がある。

そ、そんなの・・・間に合わない!

と思うでしょうか。

人の本質って、長い期間かけて構築されるものだから・・・?

私は、その常識、ちょっと違うと思うんです。

なぜって、一瞬にして、
その人の本質的な在り方が、生き方が
劇的に変わる方法が、私たちにはあるから。

聖書を見ると、いっぱいいるじゃないですか。

キリストに出会うことで、キリストを信じ救われたことで
生き方が、在り方が、劇的に変わった人たち。

弟子たちもそう、パウロもそう、ザアカイもそう、サマリアの女もそう、
伝道された異邦人の兵士たちも、百人隊長もそう・・・

信仰により、恵みによって、キリストに出会って、また聖霊の助けによって
人ってありえないくらい変われるんです。


婚活仲間たちの証の中でみんなこの”変化”を体験していました。
主からの訓練を受け、変えられたときに、導かれた。変えられたから、目が開かれ、出会うことができた。
そんな証がいくつも出てきました。

一番の魅力アップは
神様からの訓練をあまんじて受け
キリストに似たものへと変えられていくこと

聖霊に心の部屋を明け渡して
ブラッシュアップしてもらうこと


もし、
外側を磨いているのに
マナーも悪くなく、服装もきちんとしているのに
な〜んかうまくいかない、
というときは
私って魅力ないのかなぁ、と絶望せずに
「神様、私を変えてください!!輝く者としてください!魅力溢れる者にしてください!」
と祈ってみるのも
いいかもしれません。


2019年5月27日月曜日

崇高な目的がなければ結婚できないのか?

何のために結婚するのか?

クリスチャンとして結婚するからには、
その目的はなんであるべきなのか?

神を証しするため
神に共に仕えるため
夫婦を通して伝道するため
夫婦でこういう奉仕をしていきたい
結婚したら家庭集会をひらきたい
召された奉仕があるからそれを結婚後もするため
結婚して一緒に検診するため

……

素晴らしい、結婚の目的。

夫婦で神に仕えること
夫婦で神の栄光を表すこと

確かにそう。

これは間違ってない。


だけど

そんな崇高な目標を持ち続けて、婚活したっけな?(笑)
そんな人、私の婚活仲間にいたっけな?

とふと思うのです。

何人ものクリスチャンの婚活相談にのる中で
「私にはたいした賜物もないし…できる奉仕(能力)もないし…」
という声を何度も聞きました。

みんな
ささやかで、小さなクリスチャン

何ができるわけじゃない
何ができてきたわけじゃない
教会でだって本当になんということもない小さな奉仕をしている
人によっては仕事が忙しくてほとんど奉仕はできない

でも

クリスチャンと結婚して
ささやかに
二人で祈るとか
一緒に教会いって礼拝するとか
一緒に聖書をちょっと読むとか
一緒に、この賛美いいねって聴くとか

そんなささやかなクリスチャンの結婚生活を送りたい。

そんな理由で
結婚を願ってはいけないのだろうか?



微妙な違いなのだけど

信仰を結婚の理由として利用するのは違う

と思うのです。


奉仕を続けたいから
教会生活を守りたいから
神様に仕えたいから
結婚したい


いやいやいや

結婚してもしなくても

奉仕を捧げる
教会生活を守る
神に仕える

それは、何があっても変わらないライフワークなはず

結婚しなきゃ
奉仕できない、教会生活ができない、神に仕えられない
わけじゃないですよね?

いつのまにかそれがすり替わって
願った結婚生活が叶わなくて
こんなに正しいこと願って祈っているのに
どうして叶わないの?!神は祝福してくれないの?!
って、絶望する
そんな必要はないのです。

私たちの正しさが神を動かすわけじゃない。
私たちの願いで神が動くわけじゃない。

神様が主体。主導権は神様にある。
結婚もそうだと思うんです。


今、結婚に導かれた婚活経験者の証を集めています。

何組ものクリスチャンの結婚式、そしてその後の結婚生活を見てきました。

信仰を持つこともそうだけど
結婚も
結婚生活も

私たちがどうする

というものではないな、とつくづく思います。

もちろん神に喜ばれることを願い求めて祈るんです。大事なことです。

でも、建てあげ、成し遂げるのは
神だな
と思わされます。

本人たちは
願い求めた祈りも忘れるほどに
必死で目の前のことに向き合い取り組みます。

神様は
その一人ひとりを取り扱って
試練を与え、成長させ
適した人とめぐり合わせ
適した「仕え方」へと導いていき
自然と証しする者としていきます

どんな人と
どんなことを通して
神の栄光をあらわすか
神に仕えていくか

それって
人間の側が決めることじゃなくて
神様の方で決めること

ささやかなクリスチャンの結婚生活の中で
自然と神の栄光があらわれるようになるんです。

あらわれるようにする
じゃなくて
あらわれるようになる

ということだと思うんです。

人が神に対してできることなんてない
これほどおこがましいことはない
でも、もしあるとすれば
神様に扱われること
器となること
神様に利用してもらうこと
神の栄光や愛を流す管としてもらうこと

だから

結婚の目的は
ささやかでもいいと思うんです

神様を第一に心に据えていれば。

方法や具体的なことは
神様にお任せして、楽しみにして。


証を寄せてくれたカップルたちは
みんな、ささやかに信仰生活を送るクリスチャン夫婦です。
大きな奉仕や活躍をしている人はいません。
でも、彼らの証ほど
「神様は素晴らしい」
と思わせるものはない…と感じます。
ものすごい説得力です。

どんな感動的な賛美コンサートより、心を震わせます。 


2019年5月13日月曜日

婚活は”達成”するものじゃない!

クリスチャン婚活支援の輪が、私たちが婚活していた7年前よりずっと広がっていることに
感謝だな、と思います。

CCMを始めたばかりの頃、まさにこのことを祈って始まったからです。

婚活パーティーやイベント、セミナーもたくさん開催されるようになったので
参加もしやすくなったのではないでしょうか。
(それでも「婚活しなきゃいけないのか」という心の葛藤はあると思うけど)

婚活本もたくさん出ています。
「リベカ」さんでは発足して2年にも関わらず、その間に蓄積された声や経験を元に
オリジナルの婚活参考書的な本を作って、会員さんにお渡ししたり、イベントで販売したりしているそうです。
すごい・・・すごすぎる。

先日、とあるクリスチャン系ネット番組の結婚をテーマにした対談に
婚活経験者として参加してきました。
結婚カウンセラーとクリスチャン仲人士と婚活経験者の三人による対談です。

なにげに純粋に婚活経験者として語ることってなかったので
少し新鮮な思いでした。
事前に婚活仲間の声も集めていたので、婚活経験者代表のような思いで
お話をさせていただきました。

そんなこともあって、
ふと思ったこと・・・

婚活はね

ゲームじゃないし

勝ち負けでもないし

達成するものでもない

ということ。

婚活して結婚した人は誰一人
結婚が決まって「勝った!」とか「ゴールした!」とか「攻略した!」
なんて思わない。

ここのところは、
婚活をサポートする側の人にはわかっておいてほしい!

でないと、結婚を祈って活動している人の心をむやみに傷つけることになります。

そして、勝ち負け心理で結婚に至ると
結婚を恵みとして受け取れない・・・自分で獲得したかのように勘違いをして
結婚生活のつまづきとなっていくと思うのです。

結婚した婚活経験者10人以上の声が私の手元に集まっています。

皆が揃いも揃って

婚活は私にとって必要な主からの訓練の時だった
祈り、みこころ、神との関係、自分の在り方を教えられる貴重な機会で
そのとき得たもの、経験が「婚活の実」「婚活してよかったこと」だ。

と、証言するんです。

誰も

婚活の実、婚活してよかったことは結婚できたことです・・・とは言わないんです!!

そういう視点で

婚活する人も
サポートする人も
婚活と向き合ってもらえたらいいなあ

と、私は思います。