2019年7月5日金曜日
<結婚のカタチ 3>前編
ファミリーフォーラムマガジンで連載をさせていただいている
「結婚のカタチ」シリーズ。
2019年夏号が発刊されました。
http://www.ffj.gr.jp/new/magazine.htm
マガジンにはいろんな結婚・恋愛・家族についての優良な記事がたくさんあります。
ぜひ、お求めください♪
今回マガジンでもご紹介した<結婚のカタチ>だけ
こちらでもご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは、年齢と障害を超えた結婚の証です。
<結婚のカタチ 金継ぎ編>前編
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これは、私が見させていただいた「想像を超えた主にある結婚」の証です。神が二人の男女を導き、一つの夫婦として結んでくださることを通して、私たちは「神が共におられる」「神様は全知全能のお方だ」ということを改めて教えられます。
「障害」の定義をご存知でしょうか。
日本の障害者基本法によると、障害者とは「身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものをいう。」とされています。つまり、身体的精神的弱さのために生活していく上で「障壁」があり、生活に制限を受けている状態です。「障害」は乗り越え難いものというイメージがありますが、「障壁」ならばアイディアや協力によってその「壁」を乗り越え、あるいは回避することができるのではないでしょうか。そうして、生活の制限を軽減することによって「障害」は「個性」になることもあるのです。
今回ご紹介するのは、年齢、障害による「壁」を神様がそれぞれに備えられた「賜物」と「アイディア」によって乗り越え、パズルのピースが合わさるように結ばれたお二人の結婚の証です。
金沢にお住いの正男さん(仮)と陽子さん(仮)は、金沢で行われていた超教派のクリスチャンの集まりで出会いました。
当時、正男さんは46歳、陽子さんは33歳。
正男さんは、30代の頃から牧師と将来のパートナーについて祈ってきましたが、牧師先生の積極的な祈りを受け、この頃本格的に婚活のために動き始めたそうです。
陽子さんも、周りの友人が次々と結婚していくのを見て、ちょうど婚活に本腰を入れ始めた頃でした。33歳という年齢は、婚活においてはそれほど遅い年齢とは言えませんが、彼女にとしてはとても焦りを感じていたそうです。
正男さんにも婚活にあたって心配なことがありました。彼は大人になってから自分が発達障害であることを知り、それが婚活や結婚生活に支障をきたすことになるかもしれないと危惧していたのです。
そんな二人が、結婚をテーマにした小さなクリスチャンの集まりで出会い、互いに共感する趣味を通じて意気投合しました。その後、改めて正式にお見合いをしたとき、正男さんは正直に自分の発達障害について陽子さんに話したそうです。陽子さんは驚きましたが、二人はお付き合いを進めることになりました。そしてその中で、実際に陽子さんは正男さんの発達障害の現実を見ることになりました。
正男さんは二つの大きな問題を抱えていました。一つは「片付けられないこと」。
彼の部屋を初めて見た時、かつて見たことがないほど散らかった部屋を見た陽子さんは・・・
(つづく)
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