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2019年4月13日土曜日

<結婚のカタチ 2>前編

これは、私が見させていただいた「想像を超えた主にある結婚」の証です。神が二人の男女を導き一つの夫婦として結んでくださることを通して、私たちは「神が共におられる」「神様は全知全能のお方だ」ということを改めて教えられます。

今回ご紹介するのは、遠距離、年の差、それぞれの抱える重荷を超えて結ばれたトシオさん(仮)・ゆりえさん(仮)カップルのお証です。
お二人が出会い、ご結婚したのはトシオさんが36歳、ゆりえさんが41歳の時でした。トシオさんは愛知県、ゆりえさんは宮城県にいらっしゃいました。その距離約700km・・・。まるでイサクとリベカのような遠距離を超えて、二人はどのように出会ったのか・・・。
その瞬間を私はよく覚えています。お二人が出会ったのは、私が主催していた婚活サポートミニストリーCCMが某クリスチャン結婚相談所の協賛で開催したお見合いパーティーでした。トシオさんは、その数ヶ月前からCCMの交わり会に参加されていました。トシオさんの教会で婚活を支援する会が立ち上がり、参加することで積極的に結婚を考えるようになり、より出会いや交わりを広げるためにCCMの会にも足を運んでくださるようになったのです。交わりの中でトシオさんがご自身の魅力や良い面に少しずつ気づかされ、会う度に服装がセンスアップし、ご自分に自信がもてるようになっていく姿を私も見守っていました。そして、実践的な出会いの場であるお見合いパーティーにも参加してくださったのでした。
ゆりえさんは、協賛の結婚相談所の会員さんでした。パーティーに参加するために、はるばる宮城県から来てくださった(しかも日帰り)と聞き、私も参加者も大変驚きましたが、「小旅行みたいで楽しいですよ!」と明るく答え、いろんな方と楽しく積極的に話していらっしゃった姿がとても印象的でした。「まるで面接みたいですね」と男性参加者が思わず笑ってしまうほど積極的なトークでしたが、それもそのはず、ゆりえさんの当時の職業は女医さんでした。彼女が結婚を祈り始めたきっかけは、東日本大震災を経験し、1人でいるのは良くない、家族が必要だと思ったからだそうです。
トシオさんもゆりえさんもそれぞれいろんな方と連絡先を交換し交流していましたが、2ヶ月後くださった交際報告メールにはお二人がにこやかに寄り添うデート写真が添付されていました。

そんなお二人ですが、婚活中に悩まれたことがありました。トシオさんは、自分の弱さを受け入れてくれるかどうかということでした。彼は少し難しい持病を抱えておられ、そのために車の免許を持つことができませんでした。(それでも旅をするのが大好きで、フットワーク良く電車であちこちへ旅行されていました。)ゆりえさんは、ご自身の年齢を気にされていました。3年半婚活をつづけ、トシオさんと出会った時はすでに40歳を過ぎており、それでも本当に結婚してくれるかどうか…心配されていたそうです。また、お二人ともお仕事が忙しい上に、遠距離でのお付き合いということで、自分の時間を削って相手のために捧げること、デートの時間をつくることに大変さを覚えることもあったそうです。
 お二人の支えとなったものは、牧師夫妻や、教会の婚活仲間の励ましと祈り、石井希尚さんの著書、そして聖書のみことばでした。トシオさんは「いつも喜んでいなさい、絶えず祈りなさい、全ての事に感謝しなさい(テサロニケ1  5:16)」ゆりえさんは「あなたの道を主にゆだねよ、主が成し遂げてくださる(詩篇37:5)」のみことばを胸に婚活を進めていたそうです。

 お付き合いが進む中で、お互いが結婚を決めたポイントをお聞きしました。・・・
(つづく)


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