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2019年10月7日月曜日

結婚のカタチ4<後編>

 <つづき>
お二人とも婚活を始めてから結婚まで約2年かかったそうです。
ともきさんが結婚を祈り始めたきっかけは「一人で生きるのが寂しかったから」、
ミナさんはシンプルに「結婚したかったから」。

年齢もいわゆるアラフィフでともに精神的な弱さを抱えていました。多くの人が婚活を諦めてしまうところです。


お二人に、婚活中、自分にとって障害や壁だと感じたものはありましたか?と伺うと、声を揃えてこう答えました。

「壁だと思ったら結婚出来ない。ただ主なる神に委ねただけ。」

お二人のこの大胆な信仰を神様は見ておられたのかもしれません。

婚活中おふたりの支えになったものは、教会の仲間たちの祈りや励ましだったそうです。いろいろなセミナーやパーティーを紹介してくれたり、行くにあたり付き添ってくれたり、ときには食事やお茶をしながら、励ましてくれたり、相談にのったり、祈ったりしてくれたことが、心と行動の支えとなったようです。

結婚を決めたポイントは、ともきさんはミナさんの優しさや人柄の良さを感じたこと、ミナさんはともきさんが優しいことと、この人となら赦しあえると思えたこと、だそうです。

現在、結婚2年半になるお二人。結婚生活はいかがですか?と聞くと、
ともきさんは「大変だけどその中で幸せを見出せる不思議を体感している」とのこと。

そう、結婚生活は大変です。互いに弱さを抱え、ストレスマネージメントが人一倍難しいお二人にとっては、さらに大変さを感じることでしょう。それでも「幸せを見出せる不思議」さがあるのは、キリストを信じる信仰と神様の守り、聖霊の働きがそこにあるからではないでしょうか。まさに、クリスチャンならではの結婚の恵みだと思います。

ミナさんは「思った以上に大変で、小姑が怖い」とのことでした。真摯に結婚の現実に向き合われていることがわかります。

今、婚活中の方々へ伝えたいことをお聞きしました。

「僕らもこれまで、夫婦の危機というか、喧嘩が何度もありましたが、なんとか乗り越えました。二人共精神疾患を患っていますから・・・。ただ主に感謝で一杯です。」

喧嘩しない、トラブルやストレスの少ない、
そんな結婚生活を望む人が多いかもしれません。
しかし、実際、結婚生活で夫婦の危機や喧嘩をしないというカップルはほぼ存在しないのではないでしょうか。

でも、

喧嘩したとしても「二人とも弱さがあるから」と二人で認めること、
そうして『赦しあえる』ことで乗り越える。
とても素敵なことだと思います。

実は、夫婦喧嘩や不和を乗り越える一番の方法は『赦し合う』ことなのだと、多くの結婚本で語られています。
そして多くのカップルがこれができずに苦しみます。
どうしても両者が自分の強さや正当性を前に出し、相手にぶつけ、先に相手が謝ることを求めてしまい、赦すことが難しくなり、不和を悪化させてしまうのです。

けれど、ともきさんとミナさんは精神疾患という弱さをもっていることで
「二人ともだから」と素直に言えてしまう。
赦し合うことの近くにいる。

神様は弱さを強さに変えてくださる方であることを思わされます。
お二人の弱さを夫婦の強みへと、神様は用いて導かれたのかもしれません。
ハレルヤ!

お二人の結婚生活、家庭生活が守られますように。そして、ますます主の祝福の中で実り、多くの人たちの証となりますようにと祈ります。

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結婚のカタチシリーズは今回で最終回となりました。

お読みいただきありがとうございました。

まだまだ、婚活からの結婚の証が私の手元にあるので
またブログでシェアしていきたいと思います♪


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