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2018年12月27日木曜日

<結婚のカタチ 1:前編>

FFM(ファミリーフォーラムマガジン)に掲載された記事の
写真を載せたら、その小さな写真を一生懸命拡大して読んでくださった方が
たくさんいたそうなので

こちらにテキストでご紹介したいと思います。

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これは、私が見させていただいた「想像を超えた主にある結婚」の証です。
神が二人の男女を導き一つの夫婦として結んでくださることを通して、
私たちは「神が共におられる」「神様は全知全能のお方だ」ということを
改めて教えられます。

 今回ご紹介するのは、北海道に住むカズオさん(仮)とマミさん(仮)のお話です。
二人が出会ったきっかけは、クリスチャン専門の結婚相談所での紹介でした。
当時、カズオさんは53歳、マミさんは42歳。
カズオさんは、生涯一人でいること、そして一人で信仰生活を保つことに不安を感じたこと、
マミさんは、身近な同い年の女性の結婚が続いたことが、婚活を始めたきっかけでした。

しかし、結婚を祈るにあたりそれぞれに不安や悩みがありました。

カズオさんは、生まれつきの視覚障害者です。さらに離婚歴がありました。
同居はしてないものの二人の子どももいます。以前の結婚時には教会から離れていました。また、二人の妹も離婚を経験しています。「結婚」そのものに対するイメージが決して良いとは言えませんでした。さらに母親は施設に入っていました。

一方、マミさんは自分の家族に障害者がいること、自分自身にも家族にも金銭的余裕がなかったこと、北海道という土地柄出会いが少なく、遠方の人を紹介されるたびに婚活そのものに負担を感じることもありました。
婚活を始めてからカズオさんと出会うまでにすでに4年が経っていました。「本当に結婚できるのだろうか。私を愛してくれる人がいるのだろうか。もし地元を離れたら、やっていけるのだろうか。」さまざまな不安が募ったそうです。

そんな二人の心の支えとなったのは、牧師先生、牧師夫人、信仰の仲間の祈りとサポート、具体的な励ましの言葉だったと言います。二人の婚活を、それぞれの教会の方達が共に祈り、励ますことで支えてくれたそうです。

 そんな中、カズオさんとマミさんが引き合わされ、お見合いすることが決まりました。
カズオさんの事情を説明されたマミさんは、正直戸惑いました。
けれど、会わずに断るのも相手に失礼だと思い、会うことにしたそうです。それでも、できたら相手から断ってくれたらいいのにという思いもありました。

お見合いまでの数日、なぜか視覚障害者の方の死亡事故のニュースを見ました。
その方は後天的な失明だったため歩行も不慣れで事故にあったとのことでした。でも、カズオさんは産まれながらであり、自立した生活をしている…だから「安心」だと感じたそうです。
また、体の不自由な相方を支えながら仲良く手を繋いで歩くお年寄り夫婦の姿を見て「私もそんな夫婦になりたい」という気持ちが芽生えました。

それらの思いの変化の後に、お見合いの日を迎えました。
カズオさんのほうは、マミさんが相談所に登録して初めてのお見合い相手でした。しかし、この人がダメならもう婚活はやめようと決心していたそうです。

 そうしてついに、お二人はお見合い当日を迎えました・・・

(つづく)



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