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2021年9月6日月曜日

性格の不一致について(その3)

 性格の不一致を理由に
交際や結婚が終わってしまうケースがある。
婚活においても、それを理由にお断りしたり、されたりというケースがある。

しかし、実は
私たちは本能的に性格の一致しない相手をえらぶ習性がある。

性格の一致した夫婦はありえないのか?

性格の不一致な相手とどう生きろというのか??


☆一致しなくても共生できる

人は共感しあえると安心します。
だからこそ、できるだけ一致したいという思いをもつものです。

けれど、
人と人は一致できなくても共感はできるのです。
相手とまるで一つになったかのように同感、同調しなくても
相手の思いに寄り添ったり、受け止めたりすることはできます。

そして、同じ思いでなくても寄り添ってもらえれば、人は思いの外安心するのです。

養老孟司さんがとある番組で言っていたことが
とても印象に残っています。

「性格なんて一致するわけないでしょう。
相手のことなんて完全にわかるなんてない。
でも、性格が一致しなくたって、一緒に生きてはいけるでしょ。
僕とマル(飼い猫)がそうでしょ。
人間と猫、全く違う。でも、一緒に暮らしてる。」

うちも猫を飼っていますから、
私はなんかハッとしました。

「性格が一致しなければ一緒に生きては行かれない。」
「性格が不一致な2人では幸せにはなれない。」

これらは、もしかしたら、
「自分をわかって欲しい!」という私たちの欲求からくる
幻想、思い込みなのかもしれません。


ちなみに、

私と夫は結婚8年目になりますが、
未だにお互いが宇宙人のように理解できません。
一致するところは「クリスチャンである」ということぐらい。
それでも、8年共に暮らすことができ、いろんなことを乗り越え
家族として生活しています。
困難がないわけではありませんが、結婚を後悔したこともなく
幸せを感じて生きています。
そしてときどき、夫が私のようでなくてよかった・・・と思います。

神様は、2人を、別々の人間としてお造りになり、
別々である人間同士を結んで、結婚に導くのだな・・・
と思います。

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