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2014年10月20日月曜日

世界で最初の男と女の出会いのストーリー

8月16

世界で最初の
男と女の出会いのストーリー



神様を愛し、神様の作られたものを愛し、神様と交わりをもつ「男」がおりました。
神様は、男が一人でいるのはよくないと思いました。
そこで、彼の前にたくさんの動物たちを連れてきました。そして名前をつけさせてみました。
しかし、その動物たちは、彼の助け手にはなりそうもありませんでした。
彼と一緒に、神様を礼拝し、神様を愛し、一緒になって神様と交わりをもてる、そして心からお互いを愛し合い、信頼しあう・・・そういう存在ではなかったのです。

神様は、では、そういう存在を彼と同じところからつくろう、と思いました。
彼を深い眠りにつかせました。
そして、彼のあばら骨を一つ取りました。
あばら骨、というのは、彼の命に関わる大切なところ、心臓、肺、胃などを守る骨です。
その骨を用いて、彼と同じ人間をつくりました。
どういうわけか、彼とまったく同じではなく、「女」としてお造りになりました。

彼は、その「女」を見て、「これぞ、今や、私の骨からの骨、私の肉からの肉。」と言いました。
彼は、その女の人が、自分と同じ性質をもっていて、他の動物たちとではできないいろんなことがこの人とは一緒にできることがわかりました。
そして、その女の人がまるで自分の体の一部のように大切に思えたのです。

そのとき、二人は、二人とも裸でしたが、互いに恥ずかしいと思いませんでした。
ありのままの姿でも、隠すことも、恥じることも、なにもなく、お互いを受け入れあうことができたのです。


この「人」の性質、男と女の性質と、男と女の出会いは、
本質的なところでは、きっと今もかわらないのではないかとおもいます。

あれからいろんなことがありました。
人の心には「罪」というものが入りました。
この罪は、本当に愛を邪魔したり、見えなくしたりします。
男と女も増えました。世界には、何十億人の男と何十億人の女がいます。
人の生まれ方も変わりました。人はチリから神の手によってではなく、人と人が結びつき女の体の中で育ち、産まれ出てきます。
今の科学では、哺乳類の胎児の性別は最初は皆"女"であり、そこから男が分かれ出る、と言われています。

それでも、世界で最初の男女の物語の、その本質は、今もきっと変わらない。
それは、神様が、意味を持って男と女を造られたと思うから・・・。

人の心の隙間を本当に埋められるのは、
(土地を耕す)仕事でもなく、
動物やペットでもなく、
名前をつけた人形や二次元のキャラクターでもなく、
同じ人間、そして、自分とは違う人、同じ性ではなく男には女、女には男
なのではないかと思うのです。

女は子供を産むという性質上、どうしても男性に安心を求め、守ってほしいと思います。それは、きっと世界に罪が入り、子供を産むのがとても痛く危険なものになったから。きっと、エデンでは痛みも危険もなかったのでしょう。
でも、女は、実は「守ってもらう」だけでなく、「男の命を守る」あばら骨の性質を持っているのかもしれません。

女は、いまやとても自立した存在、男性とも対等に仕事をしたりするようになったけれど、それでも、いまでも「君は僕の一部だ。」と大切にされることに、この上なく喜びと満足を感じる・・・んじゃないかな。

神に導かれた二人だけが、お互いに何を見られても・・・身も心も裸の自分を見られても、受け止めあえる存在となるのかもしれません。

私たちは、あの、アダムとイブの子孫ですもの。






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