結婚のヴィジョンとか、家族のこととか、条件に関するような大事なことを
おつきあいの前に聞きたい、
というか、
聞かずにお付き合いってしていいの?
聞かないと判断できないんじゃないの?
という質問。
まず、ここに含まれる思い込みが2つあります。
1つは、・・・この時点で何を判断するの?
そう、何を判断するのか?です。
その前に、婚活の出会いから結婚までの一般的なフローを確認しておきましょう。
出会い(初対面)
↓
数回会う
↓・・・・★
お付き合い(結婚前提)
↓
プロポーズ
↓
婚約
↓
結婚
で、今質問に上がっているタイミングは★の部分です。
この時点で判断するのは、「お付き合いするかどうか」です。
他の異性のことは考えず1対1で向き合う関係になる、というのが「お付き合い」です。
注意したいのは「結婚するかどうか」ではありません!
お付き合い=結婚 ではないのです。(いつの時代の話だ?!)
しかし、無意識にこれを思い込んでいるわけです。(←思い込み1つ目)
お付き合いしたら結婚しなきゃいけないんじゃないか、と。
そんなことない。お付き合いってなっても、別れてるカップルなんていっぱいいる。
そして、それは、それでいいのです。
そして、思い込み2つ目。
大事なこと、とくにプライベートな重要事項は
お付き合い前に聞いたほうがいい、という思い込み。
これは、はっきり言って、リスクが高すぎる!!と、私は思います。
よくわからない人に、信用できるかどうかわからない人に、そんな話できます?
できないですよね?
だから、大事な話をできなかったなぁ、と思いながら、1回もしくは数回会って終わりになっちゃうんです。「大事な話ができない人だったからダメだ」と。
大事な話は、お付き合いになった後で話してもいいんじゃないでしょうか。
お付き合い≠結婚 なんですから。
じゃあ、お付き合い前には何を考えたらいいのか?
この人に心を開けるかどうか?フィーリングにもなるけれど、肌感覚として、
その人と一緒にいてもいいと感じられるか、居心地がいいか、また会ってもいいと思えるか、ということです。
もちろん、そこをクリアして、おつきあいになって、その後に、
大事な話をして、あ、一緒にいるのはいいんだけど、結婚は難しいね、
てなることもあります。
それはそれでいいんです。
一度は結婚を思い浮かべたお互いです。別れても、その人の大事なことのために、遠くでそっと祈り合う友人になれると思います。
少し、肩の荷がおりたでしょうか?
お付き合い=結婚ではないです。
結婚に至るまでには、いくつものステップがあります。出口もあります。
だから、はじめから100点狙うようなことをしなくてもいいんですよ。
補足:
紹介制の1対1お見合いの場合は、大抵会う前に、あらかじめプロフィール交換があります。だから気になることはある程度そこで知ることができます。
パーティーや知り合いの紹介(とりあえず会う感じの)の場合は、プロフィール交換がありません。だから、会った後に、お互いのプロフィールを知り合うというプロセスが必要になります。一見、非効率的ですよね。自分が知りたいこと聞き出す労力もかかるし、うまく聞き出せるかわかんないし。
でもね、私は、そこに人間らしさがあって、悪くないなって思うんです。文字には表せないコト、知りたいことよりもっと知るべき情報を得ることもあるから。
自分の知りたいことだけを知ろうとするというのは、自分本位になりやすい。
相手を思いやることを気付かされるのが、直で会うこと、会話を交わすことの良いところだと思うのです。
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